坪田信貴によるノンフィクション作品、およびアスキー・メディアワークスにより2013年に書籍化された同名の書籍である。また映画が2015年5月1日に公開された。主演は有村架純。
キャスト
工藤さやか(有村架純)
坪田義孝(伊藤淳史)
森玲司(野村周平)
本田美果(松井愛莉)
香川真紀(蔵下穂波)
岡崎結衣(阿部菜渚美)
工藤龍太(大内田悠平)
工藤まゆみ(奥田こころ)
工藤徹(田中哲司)
工藤あかり(吉田羊)
あらすじ
さやか(有村架純)は高校2年生。中学からエスカレーター式だったので、全く勉強しておらず成績は学年ビリ。いくらなんでもこのままではマズイと学習塾にやってきた。でもその姿は金髪、へそ出し、超ミニスカのギャルメイク。対応した塾講師の坪田(伊藤淳史)もビックリの彼女の学力は小4レベル。聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、東西南北も分からない。それでも夢は大きく第一志望はチョー難関の慶応大学。こうしてさやかの夢への挑戦が始まった。
偏差値30からの慶応合格
元々の地頭は良い人なんだろうけど、高校2年の夏から1年半くらいで偏差値40くらいあげたわけですからスゴイですよね!それに塾講師の先生のやる気の引き出し方がうまい。よく大人は子供が高い目標を掲げるとたいてい無理って言います。失敗した時に傷つくのが可哀そうだから言ってるのか、無謀だから言ってるのかはわかりませんが・・・。でも社会に出てからって理不尽な目に合うこともあると思うんですよ。そんな時に死ぬほど頑張った経験だったり、嫌な教科も頑張って勉強する事ってストレス耐性が上がると思うんですよ。社会の理不尽なところに耐える力が身につくというか・・・。僕なんか死ぬほど頑張った経験がないのでイやな事が続けられないんですよね。寝たかったからすぐ寝ちゃうし。
慶応合格の影で野球少年の弟の挫折
この物語ではビリギャルの成功の影で野球で挫折した弟さんの事も描かれていましたね。お父さんの期待を一身に背負って野球を頑張る弟。でも高校でプロに行ける実力じゃないと知り絶望します。プロ野球に行くというのは慶応に行くより何百倍も難しいと個人的には思います。わかりやすく言えば陸上で100mを10秒で走れる人はめちゃくちゃ優秀だけどそれだけじゃで食えません。食えるようになるには100mを9秒ぐらい走れるようになるしかありません。でもそれができるようになるにはものすごい努力量が必要だし、努力が0になる可能性がものすごく高いんです。大学入試みたいにこの問題が解ければ受かるみたいな絶対的な基準もありませんしね。個人的にはスポーツで挫折っていうのは勉強で挫折するより相当ショックが大きいと思うんですよ。
大事なのは頑張って失敗してもそれを糧に頑張る事ができるかどうか
努力しても失敗することもあります。報われない事もある。でも努力する姿勢が色んな人の人生を変え、前向きに生きたり、頑張れたりする事につながるんだと思うんですよ。それがこの映画が本当に伝えたい事だったんじゃないかなと思います。